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トレーディングカード歴史館

BOWMAN -ボウマン-

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戦前

1927: ガム・お菓子会社の営業マンだった Jacob Warren Bowman 氏が独立し、"Gum, Inc."社を設立。

 

1937: 看板商品 "Blony"ガムは、1セント(約1円)で買えるガムとしては最大級のボリューム感で、アメリカでのフーセンガム市場の「60%」のシェアを獲得。

1939-1941: お菓子のオマケでのMLBカードとしては初のブランドとなる、"Play Ball" シリーズが3年連続で発売される。発売元は Gum, Inc. となっており、この時点ではまだ Bowmanとは呼ばれていなかった。

第二次世界大戦がはじまった1941を最後に、トレーディングカードは数年の間、発行されなくなる。

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1940年代

1948: 終戦から3年が経ち、戦後初のMLBカードブランドとして、名称を "Bowman" に変え製作、発行。

ガムのオマケということもあり、カードサイズは小さめだった。

​この年のみ、Bowmanのカードはカラーではなく白黒で、ボックスに描かれた商品名も戦前の同社が発売した "Play Ball" となっていた。

カード表面は白枠で選手の写真のみ、裏面に名前やプロフィールが記載されていたが、

この時点ではまだ選手成績などの情報は入っていなかった。

​(なお、Leaf社のカードの方はカラーで華やかだった)

1948年はMLBの他に、アメフト、バスケットボール、映画のカードなども発売された。

(なぜかバスケのみカラー)

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1950年代

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ライバルの Topps社、Leaf社と共に、スポーツカードがオマケに入ったお菓子業界において

激しい競争を繰り広げる。

1950: Leaf社の撤退により、この年のみ BowmanはMLBカードを単独で発行することになる。

1951: 現在に至るまで70年以上に渡りトレーディングカード業界の王となる Topps社がこの年からスポーツカードの発行をはじめる。

1952: ライバル会社の参入で、プロ選手とのライセンス契約金は高騰、それに伴い製作費も上昇、売り上げは減少するなどで経営を圧迫。

Topps 製品と共に、この年からカード裏面に選手の年度別成績を記載し始めたが、毎年カードデザインに工夫を凝らしたTopps社に比べ、Bowmanは手抜きとも言われるほど似通った製品を発行し、2社の人気には大きな差がつき始めた。

1955: 初期のBowman社としてはこの年が最後のMLBカードシリーズとなる。

1956: Bowman社が(ベースボールカード部門を含め)

ライバルのガム会社である Topps社に買収される。

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1960年代

不明

1970年代

不明

1980年代

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1989: Topps社により、30数年ぶりにBowmanブランドとしてのMLBベースボールカードが製作、販売される。復活したBowmanカードは、一般的なカードサイズではなく、1953年に発売された 一回り大きめ(縦長)のカードだった。また、他のブランドとは異なり、カード裏面の情報は その選手が前年に対戦した各チーム相手ごとの成績を記載する、というものだった。

1990年代

1992: 30数年ぶりに復活はしたものの、当初の大型サイズのカードがコレクターに敬遠されがちで売り上げが伸び悩み、翌年カードサイズを通常にしたが、他のブランドとの差別化が図れず低迷。だが、Bowman シリーズはこの1992年に行ったリニューアルで転機を迎える。

カードの材質をグロスにし、他のブランドでは現在のスター選手、過去のレジェンドを中心にカードのシリーズを構成していたところ、Bowmanは700枚の選手カードセットのうち、その年ドラフトされたばかりの選手や、いまだメジャーで一度もプレーしたことのない選手が半数近くを占めた(約180選手が初MLBカード=RC扱い)。

Mike Piazza、Mariano Rivera、Manny Ramirez、Carlos Delgado、Trevor Hoffman 。後に年代を代表する選手、殿堂入りを果たす選手達にとっての唯一のルーキーカードが入っていた。現在に至るまでBowmanシリーズの代名詞となる

"Home of the Rookie Card" はこの年に端を発する。

1994: Bowman's Best 誕生

1997: Bowman Chrome 誕生

Bowman シリーズに ルーキーAutographが初めて封入。

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2000年代

 

2000: Bowman Draft Picks 誕生

2001: Bowman Chrome に初めてルーキー直筆サイン封入。

Bowman Heritage 誕生

 

2004: Bowman Sterling 誕生

2006: MLBPA (MLB選手会)とMLBカードを発行するライセンスを所持する2社(Topps、Upper Deck)間で "RC -Rookie Card-"の定義に関して合意がなされた。

​この年以降、各選手の「RC」カードはその選手がメジャーリーグチームの25人枠に入ること、が条件となる。ただしこれは、若手選手の写真入りのカードを発行すること自体を禁じるということではなく、レギュラーカードセットの一部にはできない、というもの。カード番号に純粋な通し番号は使えず、"R02"や"BCP110"などアルファベットを含んだ番号でなければならないが、インサートやルーキーシリーズ、といった扱いとしては出すことができる。

Bowman としてはブランドの存在意義・特有性を失いかねない一件となったが、苦肉の策として2006年シリーズより、メジャーデビューしていない若手選手だけのサブセットを "Bowman Prospects" と称し、レギュラーカードに極めて近いデザインで封入、Chrome版や直筆サイン版も合わせて製作することで前年までと同じようにブランドを発行し続けることに成功した。

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2010年代

INCEPTION, Platinum 誕生

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